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はじめに
データ分析・活用で、
十分なビジネス成果を生み出していますか?
セールスアナリティクス社独自の、データ分析・活用の方法論に「DELTA法」というものがあります。
DELTA法とは、データ分析・活用の仕組みのことでもあります。
それほど難しいことはありません。非常にシンプルです。ポイントを押さえ、正しい手順通りに進めれば、必ずビジネス成果を得ることができます。
今回は、「データ分析・活用を実現するDELTA法とは何か?」についてお話しします。
ナイルの賜物
ギリシャの歴史家ヘロドトスは、次のようなことを言いました。
「エジプトはナイルの賜(たまもの)」
中学校もしくは高校の社会科の授業の中で、この言葉を聞いたことがある人も、多いと思います。
ナイル川のデルタ(三角州)は、世界最大級(東西240km)で土壌が肥沃なことで有名です。
ヘロドトスの真意はさておき、少なくともエジプトはナイル川デルタという肥沃な土地のおかげで、非常に栄えたことが言えます。
デルタ(三角州)を作り出すとビジネス成果が生まれる
デルタ(三角州)は、歴史や地理などの世界だけの話しではありません。
このようなデルタ(三角州)を、データ分析・活用で作り出すことができると、データ分析・活用が上手くいくようになります。
見方を変えると、データ分析・活用でビジネス成果がでているケースでは、必ずデルタ(三角州)が作り出されています。
では、データ分析・活用とデルタ(三角州)、どういった関係があるのでしょうか?
デルタ(三角州)を構成する3つのポイント
河川のデルタ(三角州)について、もう少し説明します。
デルタ(三角州)は、河口近くで河川流が分流し、この枝分かれした分流路と海岸がなす形が、ギリシア文字のデルタ(Δ)に似ています。
そのため、デルタ(Δ)と呼ばれるようになりました。
3つのポイントがあります。
- 砂利などの混じった「河川水」
- 河川流が分かれる「河川分岐」
- その枝分かれした「2つの分流路」(2つ以上のなる場合もある)
データ分析・活用の場合は、どうでしょうか?
データ分析・活用のデルタ(三角州)
デルタ(三角州)を構成する3つのポイントを、データ分析・活用に例えると、以下のようになります。
- 砂利などの混じった河川水 → 「データ」
- 河川流が分かれる「河川分岐」 → データ分析・活用の「テーマ」
- その枝分かれした「2つの分流路」 → 「分析の流れ」と「活用の流れ」
この2つの分流路である「分析の流れ」と「活用の流れ」を作るのが「分析ストーリー」と「活用ストーリー」になります。
データ分析・活用を実現するDELTA法
要するに……
- データ(砂利などの混じった河川水)に対し、
- テーマ(河川分岐)を起点に、
- 2つの流れ(分析ストーリーと活用ストーリー)を作る
……ことで、データ分析・活用が上手くいくようになります。
これが、セールスアナリティクス社独自の、データ分析・活用の方法論の「DELTA法」というものです。
ポイントは……
- テーマ設定
- 分析ストーリー設計
- 活用ストーリー設計
……の3つになります。
この3つが、データ分析・活用が上手くいくかどうか、つまり十分なビジネス成果が生まれるかどうかの、カギを握ります。
まとめ
今回は、「データ分析・活用を実現するDELTA法とは何か?」というお話しをしました。
DELTA法とは、データ分析・活用の仕組みのことで、セールスアナリティクス社独自の、データ分析・活用の方法論であり仕組みです。
それほど難しいことはありません。非常にシンプルです。
ナイル川のデルタ(三角州)のような、肥沃なデルタ(三角州)をデータ分析・活用の実務の中で生み出す仕組みです。
簡単にいうと……
- データ(砂利などの混じった河川水)に対し、
- テーマ(河川分岐)を起点に、
- 2つの流れ(分析ストーリーと活用ストーリー)を作る
……ことで、データ分析・活用の実務の中で肥沃なデルタ(三角州)を生み出していきます。
次回は、「なぜDELTA法がデータ分析・活用に有効なのか?」についてお話しします。