多くの企業にあるデータの1つが、販売系のデータだと思います。
売上を計上する上で、必ず必要になるため、何らかの形で必ず社内にあるはずです。
ただ、その販売系のデータが、分析という観点で、綺麗な形になっているかどうかは別問題です。
今回は、「販売力を高めるデータ分析の技術」というお話しをします。
ビジネスアナリティクス
ビジネス系のデータ分析・活用を「ビジネスアナリティクス」という用語で表現したりします。
ちなみに、アナリシスとアナリティクスは異なります。
アナリシスとは、ざっくり言うと個々の分析行為です。
アナリティクスとは、Business + Applied Maths + Computer Programmingです。分析ツールと分析手法を使用し問題を解決します。
参考:What is the difference between Data Analytics, Data Analysis, Data Mining, Data Science, Machine Learning, and Big Data?
https://www.linkedin.com/pulse/what-difference-between-data-analytics-analysis-mining-febrero/
セールスアナリティクス
ビジネスアナリティクスは、ざっくりと「商品力を高めるアナリティクス」と「販売力を高めるアナリティクス」に分かれることでしょう。
セールスアナリティクスは後者で、「販売力を高めるデータ分析の技術」です。
データを使い、すでにある商品やサービスを、効率的に収益をあげるのが、セールスアナリティクスです。
重要なのはツールではない! 方法論だ!
正直、セールスアナリティクスを実現するツールは何でも構いません。
CRMシステムでもいいですし、Excelでもいいです。BIツールでもいいですし、パワポでも構いません。
分析ツールも、有料のSASでもいいですし、無料のPythonでもいいです。ExcelやAccessなどのマイクロソフトのオフィス系のソフトでも構いません。
重要なのは、どのようなデータを、どのように料理し、どのように活用するのか、です。
一言でいえば、データ分析・活用の方法論です。
まずは、今あるデータから始めよ!
先ほども述べましたが、多くの企業にあるデータの1つが、販売系のデータだと思います。
販売力を高めるデータ分析をするには、当然ですが販売系のデータを使うのですから、好都合です。
販売系のデータとは、売上データや取引データ、購買履歴データなどのことです。
今あるデータで、「あーだ…… こーだ……」と悩みながら分析を進めていくと、他にどのようなデータが必要であるかとか、普段どのようにデータを整備しておこうかなど、色々なアイデアが出てくるかと思います。
3つの典型テーマ
販売系のデータ分析の、3つの典型テーマです。
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客の離反阻止
- 既存顧客の取引額拡大
もしくは、3つを区別せず「売上」という感じで合算して分析する感じになるでしょう。
単純に集計してグラフを作り、見比べるところから始めるだけでも、何かしらインサイトを得られると思います。
それ以上のことを実施するときは、数理統計学に基づいた分析や、将来予測や異常検知などを実現する数理モデルを構築し、活用することになります。
今回のまとめ
今回は、「販売力を高めるデータ分析の技術」というお話しをしました。
ビジネス系のデータ分析・活用を「ビジネスアナリティクス」ということがあります。
ビジネスアナリティクスは、ざっくりと「商品力を高めるアナリティクス」と「販売力を高めるアナリティクス」に分かれることでしょう。
セールスアナリティクスは後者で、すでにある商品やサービスの収益をデータを使いを効率的にあげる「販売力を高めるデータ分析の技術」です。
多くの企業にあるデータの1つが、販売系のデータだと思います。売上を計上する上で、必ず必要でしょう。
販売系のデータ分析の、3つの典型テーマです。
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客の離反阻止
- 既存顧客の取引額拡大
もしくは、3つを区別せず「売上」という感じで合算して分析する感じになるでしょう。
単純に集計してグラフを作り、見比べるところから始めるだけでも、何かしたインサイトを得られると思います。
まずは、今ある販売系のデータを分析するところから始めてみましょう!