データ分析前の準備は非常に重要です。
どのような準備をするのかが、あなたの望んだ成果(成功)に大きく影響します。その肝になるのがメッセージの品質です。つまり、データ分析前の準備とはメッセージ品質を高める準備をするのです。
データ分析前の「準備」について全5回にわたってお話しいたします。
- その1 実りあるデータ分析とは?
- その2 メッセージの力でアクションが起きる! ⇒ 今回
- その3 誰がアクションをするのか?
- その4 いつまでに伝えなければならないのか?
- その5 分解と統合
前回は、その1の「実りあるデータ分析とは?」というお話しをしました。
今回は、その2の「メッセージの力でアクションが起きる!」というお話しをします。
アクションがなければ成果は得られません
アクションがなければ成果を得られません。可能性は0です。データを分析し、その結果を基にアクションをするから成果を得られるのです。
データ分析で最重要なのはアクションを起こさせることです。
そのためには、メッセージが非常に重要になります。
メッセージの力は非常に大きい
あなたにも経験があると思います。他人の何気ない一言で、やる気になったりやる気をなくしたり。
その何気ない一言こそメッセージです。
どんなに辛いことでも、ちょっとした一言でやる気を起こして頑張ることがあります。
絶対にやったほうが良いうことでも、ちょっとした一言でやる気を失って諦めることがあります。
つまり、アクションを起こさせるにはメッセージの力は非常に大きいのです。
アクションに繋がらないデータ分析は無意味です。
アクションにつなげるには的を射た適切なメッセージが必要です。
メッセージの5要素
データ分析上のメッセージは5つで構成されています。
- 誰?:誰がアクションをするのか?
- 目的:なぜアクションをしなければならないのか?
- 何?:そのアクションとは何?
- 具体的には?:より具体的には?
- 最初の第一歩:一番最初にすべきことは?
準備段階で明確にすべきこと
準備段階で明確にすべきは、次の3つです。
- 誰?:誰がアクションをするのか?
- 目的:なぜアクションをしなければならないのか?
- 何?:そのアクションとは何?
残りの2つは、データ分析を実際してみないと分かりません。
しかし、何となくで良いので、考えておきましょう。収集するデータを具体的にするためです。
最初の第一歩
アクションに繋げるために非常に重要なことがあります。
それは「最初の第一歩」です。
どのようなアクションにも、最初の第一歩が存在します。第一歩なくしてアクションはありえません。第一歩なくして成功もありえません。
だからこそ、第一歩は非常に簡単な誰でもできるアクションでなければなりません。
例えば……
- 社内会議の予約を入れる
- 目的を誰かに宣言する
……などです。
一度動き出すと動き出します。
最初の第一歩が、データ分析をアクションに繋げる上で非常に重要なのです。
次回
今回は、その2の「メッセージの力でアクションが起きる!」というお話しをしました。
- その1 実りあるデータ分析とは?
- その2 メッセージの力でアクションが起きる!
- その3 誰がアクションをするのか? ⇒ 次回
- その4 いつまでに伝えなければならないのか?
- その5 分解と統合
次回は、その3の「誰がアクションをするのか?」というお話しをします。
もっと知りたい方はこちら
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