書籍や論文、Webサイトなどに記載されている、目の前の数式を LaTeX コードとして手に入れたい! と思った方も多いことでしょう。
私は結構あります。
Pythonのライブラリ pix2tex で実現できます。
ということで今回は、「数式の画像を LaTeX コードに変換できる Pythonライブラリ pix2tex」というお話しをします。
Notebook系ではなく、コマンドプロンプトツールで作業をしていきます。今回の例では、Anacondaプロンプトで実施していきます。
Contents
取り急ぎインストール
まず、pix2texパッケージをインストールします。
以下、コードです。
pip install pix2tex[gui]
これで準備は終了です。
早速使う
コマンドラインツール上で呼び出します。
以下、コードです。
latexocr
コードを実行すると、以下のようなアプリ(LaTeX OCR)が起動します。
アプリ(LaTeX OCR)の左下の[Snip]ボタンをクリックし、LaTeXコードに変換したい数式を、電子化された書籍や論文、Webサイトなどから選択します。
以下は、Webサイトに記載されている最適化問題の目的関数の数式を選択した例です。
選んだ数式が上に表示(画像です)、変換されたLaTeXコードが下に表示(コピペできます)されます。
上手くいかない場合は、[Retry]を何度かクリックしたり、[temperature]パラメータの値を変えて[Retry]をクリックしてみてください。
ちなみに以下が、そのLaTeXコードです。気になる箇所は修正して使いましょう。
$\mathrm{maximize}\ R=R_{TV}(x)+R_{Online}(y)+R_{Print}(z)$
まとめ
今回は、「数式の画像を LaTeX コードに変換できる Pythonライブラリ pix2tex」というお話しをしました。
必要そうな方は、試してみてください。